めでたくバルダーズゲート3をクリアしまして、「他の人がどんな冒険だったのか気になる!ネタバレ感想はどこだ!」と検索して楽しく読んでおります。

人のネタバレ感想読みたいんだったら自分のも書くか…ということで、 このページでは「ラストバトル後、エピローグ」のキャラクターについてのネタバレ感想を書いてみました。


このページの前のネタバレ感想はこちら↓








<!!注意!!>

以下、ネタバレありで語ります。
エンディングの内容が書かれています。内容を知ることによって、ゲームをやった時の新鮮な驚きが減ることをお伝えしておきます。
プレイ中の方や、これからバルダーズゲート3をやってみようかなと思っている方は、読まずにそのままお戻りください。
クリアして「あー、あいつの感想見てみっか!」って思ったらその時に来てちょんまげ。

















■俺たちのこれから(ラストバトル後)

激闘の末にアブソリュートを倒し、バルダーズゲートの街に戻ってきた主人公たち。
仲間たちの頭の中に寄生していた幼生は消滅し、主人公の顔に出ていたどす黒い血管も消えている。
幼生の力を使いすぎて副作用で命を落とすのでは…と思っていたが、どうやらその心配はなさそうだ。

ずっと続くのではとも思えた長い長い戦いが、ようやく終わった…
一行は、これからの自分たちの行動について話し始める。(そんな中、やっぱり横向いてる皇帝)

今回の戦いで一番不利益な被害を被ったのは、間違いなくギスヤンキのレイゼルですね。
ギスヤンキの女王ヴラーキスと戦うための希望の星になるはずだったオルフェウスを宿敵マインドフレイヤーに取り込まれて失い、 レイゼルはこれから裏切者として追われることになる。

仲間たちの元を去ろうとするレイゼルに、主人公は声をかける。
[説得]「お前には俺がいる。残ってくれ。俺のために」
おい!! 正気か?!  このセリフ、愛の告白にしか見えんぞ?!

難易度30はなかなか困難なはずなのだが、この主人公は説得特化ステータスなので、 ここぞというこのタイミングで成功しちゃうんだぜ!(装備含めて魅力22)

レイゼルは主人公と一緒にいてくれる事になりました。
不本意な出来事だらけだった旅だろうに、それでも主人公に力を貸してくれるレイゼルには頭が上がらない。
彼女がそばにいてくれたら、この先どんな強敵が現れたとしても百人力ですね、心強いぜ!

(しかし主人公が着てる鎧、改めてアップで見るとすごいデザインだな… なんか呪われそう…)


アブソリュートを倒した時に、カーサスの冠とネザーストーンはアブソリュートごと海に落下してバラバラに沈んでしまった。
ゲイルの「神になる」という野望は海の底へ。フゥ〜、よかったよかった!と胸をなでおろす。
いやぁ、とっても残念だったね! 本当はゲイルにあげたかったんだけどね、全部海に沈んじゃったからね、仕方ないね!(棒読み)

それでも、神になる夢をあきらめていないゲイル。
うん、目標を掲げて夢を持ち続ける事ってとっても大事だよね、これからの人生を生きていく上での重要なモチベーションになるよね!
オイラはゲイルの夢を応援しているよ!と、「1」を選択する。
まぁ言うても本当に神様になったりはせんじゃろ〜! ワッハッハ〜!


これから何をしようか。
長い間ずっと戦ってきたのでお祝いもしたいけど、街はボロボロだし、まぁまずは街の復興に力を注ぐ、ですかね。
主人公はバルダーズゲート市民という設定だし、民衆英雄なので。
アブソリュートとの戦いは終わったけど、我々にはまだまだやらないといけない事が山積みなんだぜ!


皇帝は我々とは一緒に行かないという。残念。
今回の戦いにおいて欠かせない重要な役割だった人なのだが、 多くのマインドフレイヤーが混乱の中で住民を襲っていたから、主人公たち以外の人にも分かってもらおうというのは難しかろう。仕方ないか…
とはいっても、彼はバルダーズゲートのどこかにはいて、ひそかに街のために暗躍してそうな気がします。変身とか相手の視覚認識改変とか地下潜伏とかするのかな。

日の光がある下で見る皇帝、ピンク色でなかなかキレイな色ですね(ひいき目)。
しかし改めて見てみると、皇帝って作画コストが高そうな服着てるよね。
もし自分が悪そうに見える服を作りたいと思った時は(いつ?)、いろいろトゲトゲしたデザインの服にするとよさそうと思ったね。


そんな時、体が燃えだして痛みで苦しむカーラック。
彼女の体は限界で、いよいよ燃え尽きようとしていた。

あっ…! えっと…! カーラックの事を忘れていたわけではないんです!
戦いが終わった解放感と他の仲間たちのこれからの身の振り方に気を取られていて、 カーラックの事が思考から外れていたというか何というか(それを忘れていたと言う)


なすすべもなく苦しむカーラックを眺めているだけの自分だったが、ウィルが自分が一緒にカーラックと地獄に行くと提案する。
一緒に行ってくれる人がいれば、カーラックも地獄へ戻る気持ちになるかもしれない。
偉いな、ウィル… 自分は全然そういう事を思いつかなかったよ…
そういえば、ウィルとカーラックは相性良さそうな雰囲気の匂わせセリフがゲームの最初の頃にいくつかあったような気が… あれはこのシーンのための伏線だったのか…

選択の候補としては てところですな。

これは、良案を思いついたウィルを押しのけて自分がカーラックと2人で地獄へ行っちゃっても大丈夫なんでしょうか。
3人で地獄へ行くのもいいっちゃいいんだけど、その場合はウィルとカーラックと主人公とミゾーラの4人で一緒に暮らすということになるのだろうか。
それはそれで賑やかになって毎日楽しそうだが、さすがにカオスすぎないか?
てんやわんやに収集つかなくなって、困った事になったりしないだろうか?という気がしないでもない(by ミゾーラとロマンスしたことのある人)。

考えた結果、自分こないだカーラックに一緒にいるって宣言しましたし!ということで、「4、主人公とカーラックの2人で地獄へ行く」を選択することにした。
すまんウィル…ウィルの提案を横からかっさらっていいとこ取りした人みたいな申し訳ない気持ちになりながら、 仲間たちと別れの言葉を交わす暇もなくカーラックと共に地獄へ向かったのだった。



■そして半年後…(エピローグ)

アブソリュートを倒した後で主人公とカーラックが地獄へ行ってから半年後、シナビの呼びかけで仲間たちが集まって宴が開催されることに。
シナビ偉いな…同窓会を企画・手配実行する情熱や手間ってすごい大変だよね。
アフターサービス精神にあふれていて驚いた。 ただの蘇生できるしわしわおじいちゃんかと思ってたけど違ったわ。素直に尊敬するわ。

カーラックの心臓はまだそのままだけど、ちょっとの間だけなら大丈夫なのか、二人で一緒に宴にやって来た。(1日だけ地上に戻ってきた悟空みたいな感じなのか?)
集まった仲間たちに話しかけると、主人公はどこに行ってどんな暮らしをしていたのかと近況を聞かれる。

ちなみにうちの主人公はですね、
え〜、俺〜? 地獄でいろいろ敵と戦ったりしてぇ〜超大変だけどぉ〜、カーラックが一緒にいるからぁ〜困難でも頑張れるしぃ〜、
みたいに、カーラックと一緒だョ!とリア充アピールしてました。
(もし実際本当に友達にこんな事を言ったりしたら、絶対自然にフェイドアウトされますね! 間違いない!)


久しぶりに会ったシャドウハートは笑顔が素敵でかわいかった。
悲嘆の館で両親とお別れする選択をしたので、現在はシャーの刺客をさばきながら冒険者として旅をしてるそうだ。なかなかアグレッシブな生活である。
もしシャドウハートと恋人関係だったら、2人で一緒に冒険してたのかな。見てみたかったわ。

アウルベアと一緒に暮らしてはどうかと提案すると、二人とも嬉しそうにしていてよかった。
家を買ってアウルベアと一緒に暮らすシャドウハート。シャーの暗殺者が襲ってきたらアウルベアと力を合わせて返り討ちにするシャドウハート。
美女と猛獣、絵になるね! とってもいいと思います!


レイゼルは今は、信頼できる新しい仲間ができて一緒に戦っているらしい。
ごめんよ…「俺のために残ってくれ」と言っておいて、その直後にコロッとレイゼルとの約束を捨ててカーラックと地獄に行った主人公でごめんよ…

ゲームが始まった時のレイゼルは上から目線でギラギラしていて見た目的にも狂暴なモンスター種族ー!みたいな感じだったけど、 話が進むにつれてだんだんこちらの悩みを聞いてくれる穏やかで思慮深い美人に見えてくるのがすごいと思う。
このゲーム作った人ってゲーム作るのうまくね?


ゲーム初期から後半まで、長い間ずっと恋人関係だったアスタリオン。
豪華な服を来て、バルダーズゲートでパーティーとか開催していろいろ悪だくみしているらしい。
ボロボロの服を着て地獄で汗と灰塵にまみれて過ごしている主人公とは対照的だ。
自信満々で毎日をキラキラ過ごしているアスタリオン。これからどんな人生を送るんだろうか。


ゲイルは神様になっていて、同窓会には空から降りてやってくる。
えっ、本当に神様になっちゃったんですかー!! そんなバナナ―!!
仲間たちの中で一番変化があったのはこの人ですね。

アブソリュートを倒した時に海に沈んだ冠と石をサルベージして修復したらしい。
海に沈んだら拾うの無理じゃろ〜!外洋に流れていったかもしれんしな!と思っていたのだが、本気になったウィザードの力をなめていたようだ。

有言実行の男・ゲイル。夢を夢で終わらせない男・ゲイル。わずか半年で神になる有能な男・ゲイル。
半年っていくらなんでも早すぎじゃね? せめていろいろ失敗したり試行錯誤したりして6年ぐらいはかかってほしいんだが。

ゲイルと一緒にやってきた翼の生えた猫ちゃんから、「アナタがゲイルを煽るからこうなったんでしょう、責任感じなさいよ!」的な小言を言われる。
あっ、ハイ、スミマセン… いや、まさか本当に神様になるなんて全く思ってなくてさ…
(ちなみに、自分はこの猫ちゃんとこれまでに会話したことってあったっけ?と覚えがない。 殺人事件があった寺院の屋根の上にいた猫と同じなんだろうか。あの時は「動物使い」で対応したので、会話してなかったので分かんない。 他の方のプレイ日記によると、ゲイルを主人公にすると登場するゲイルの幼馴染?乳母?マスコットキャラ?的な存在らしい。)

ちなみに、サーイの近くにゲイルの神殿が作られているらしい。
サーイっていうと、ダンドラ映画に出てきたレッドウィザードが住んでいる地域だよね。
私フェイルーンの事よく知らないんだけどさ、ゲイルさん、アナタもしかして結構ヤバい地域で信仰されるんじゃありません? 信者さん危ない人たちだったりしません? 心配だわ。


ハルシンは森でたくさんの子供たちに囲まれて、毎日充実した暮らしをしているようだ。
手作りのカモの木彫りをもらった。ありがとう。素朴で良いプレゼントですな。うれしい。
自然と共に生きる、大らかで包容力があって頼りになる人生の先輩であった。

で、ハルシンとの会話が終わってカーラックと話をしていたんですよ。
カーラックの心臓を治せそうな手がかりが地獄の某所にあるらしいとのこと。
おお、すばらしい! 心臓が直ったら、また地上に戻ってきて仲間たちと一緒に冒険できる日がくるかもしれないね。
と思いながらカーラックとハグハグしていると、画面の左上にメッセージがひっそりと表示される。
ハルシンは反対している
ハ、ハルシーーン!! こ、これはつまりどういう事ですか?!
今の自分は子供たちに囲まれて幸せに暮らしてるけど、同窓会で再会したかつて付き合っていた恋人が現在の恋人(こっちもかつての仲間)と 抱き合っている所を目撃。そして芽生えるもやもやした感情。つまりそういう事ですか?!

カーラックのために別れ話を切り出した時快く受け入れてくれたハルシンだったが、 そんなハルシンでも実はやっぱり不満に思っている部分があったという事なのか…?
ううむ…不満の表現が奥ゆかしすぎる…

ていうかこのゲーム何なの??
モンスターと戦う本格派ファンタジーRPGじゃないの??
なんでワシはパーティー内の恋愛関係の残り火で頭を抱えているの??

今この文章書いてて思うんだけど、本当にこの「ハルシンは反対している」ってあの時表示されていたんだろうか?
普通そこまでせんよな、私の目の錯覚によって作り上げられた幻覚だったのではなかろうかと思えてきたよ。
うん、きっと幻覚だ、多分そうだ。

スクショは撮っていなかったんだけど、ジャヘイラは子供たちの活躍を見てバルダーズゲートを離れて旅に出ようかなと考えているとのこと。
帰ってくる家があるから旅にでられるって言ってました。いい言葉やね。


ウィルは地獄で元気にいろいろな敵と戦って大活躍していて、父親との関係も良好だそうな。よかったよかった。

父を救うためにミゾーラとの契約を続ける事にした時は、契約を解除して父の後を継いぐのもいいんじゃないか…と迷ったんですが、 お父さんとの関係がこじれたままお別れになってしまったらウィルは後悔したりしないだろうか、と気になって。

クリア後にいろいろ検索してたら、契約を解除しても鉄の玉座でのバトルは難しくなるけどお父さんを助けることは可能らしいのよ。
契約解除したらお父さんは助からないと思っていたんだけど、 えー、契約解除しても助けられるって知ってたら解除したのにー!


元郵便配達犬・スクラッチにも再会できた。
主人公は動物会話の呪文が使えないしエピローグでは動物会話の水薬を持ってなかったのでスクラッチと会話はできなかったけど、 元気そうにしているようでよかった。
言葉が通じても通じなくても、俺たちの間柄は変わらないよな!(多分)

その後、他の方のネタバレ感想を見たところ(動物会話の呪文を使える主人公と思われる)、 スクラッチは友達がたくさんできて毎日楽しく遊んでいるとのこと。
あ、じゃあさ、その友達の中の一人を主人公の妹ってことにしたいです!
主人公の妹は平和になったバルダーズゲートでスクラッチと遊びつつ、改善協会のバルダーズゲート拠点で手伝いをしたり、 時々希望の館のホープに会いに行ったりしているんですよ(という妄想)。
兄とは会えなくなってしまったけど、知り合いや友人を頼ったり頼られたりしながらたくましく暮らしています(という妄想)。
意外と政治的な手腕があったりして、親戚に誘われて数年後には都市間の平和的外交活動みたいなのとかしちゃったりしてるかもしれないですね(という妄想)。


これで、長かったこの冒険は終わりです。
クリア時間は230時間でした。超絶大河ドラマでしたね。
「これ100時間ぐらいでエンディングかな?」と思っていた時期が私にもありました(遠い目)。

思い残すことはない、満足している、やりたい事は全てやりとげた。
良かった事も、悪かった事も、旅で起こった出来事はどれも全て、自分だけのかけがえのない冒険だ。素晴らしい旅だった。
万感の思いを乗せて、今、エンディングのスタッフロールが流れる。(スタッフロール超長ぇ)
さらば主人公。さらばバルダーズゲート。

やりとげた…のだが…思い残す事はない…のだが…
やはり1点だけですね、実はちょっと気になってた部分がありましてですね…
それはどの部分かというと、それはですね、あの人ですよあの人。
う〜む、このままの気持ちではこのゲームを終われない。

ということで、もうちょっとだけ続くんじゃ…


続きはこちら→分岐リトライ ザール宮殿、エピローグ


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